PL学園中学校・高等学校

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PL学園中学校・高等学校(ピーエルがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう)とは、大阪府富田林市にある私立の中高一貫校である。運営はパーフェクト リバティー教団(PL教団)を母体とする学校法人PL学園。

概要[編集]

スポーツ関係の部活動の名門として有名で、硬式野球部が選抜高等学校野球大会全国高等学校野球選手権大会の常連にとどまらず数多くのプロ野球選手を輩出していたことで知られるが、その他にも軟式野球部やバトン部、剣道部、ゴルフ部などが何度も全国大会へ出場して優勝することもあった他、プロ選手も輩出している。(ただしゴルフ部は2001年に廃部)

かつては全寮制だったが、現在は通学生も受け入れている。なお入学に際しては生徒本人だけでなく、保護者もPL教団へ入会しPL教を信仰することが求められる。しかし卒業後はPL教と距離を置く卒業生・保護者が多く、その事を教団も学校も良く思っていない。近年は志願者数減少に悩まされているようで、2022年度のデータで中学校は1年生7人、2年生9人、3年生27人。高校は1年生15人、2年生20人、3年生40人と過疎地の学校レベルの生徒数しか居ないという。[1]

硬式野球部はかつてはスカウトマンに見初められた者しか入部することが許されず、野球部員は専用寮への入寮が義務化されていた。しかしこれが外界と隔絶された閉鎖的な環境を生み出し、上級生から下級生に対する暴力行為やいじめの発生、激しいシゴキなどを招いていた。実際に死亡事故も起きている他、救急車を要請しなければならない程の酷い怪我を暴行によって負わせる事件も起きている。
この暴行事件により対外試合禁止の処分を受けている。なお、2001年の件に関しては大阪では附属池田小事件が発生している。

インターネット普及前は“身内”であるPL病院で部内での暴力行為によって怪我をした部員を治療させる、学校や野球部が情報統制を行うことで事態を隠蔽していたが、近年は隠蔽が不可能になったと堪忍したのか学校側も野球部専用寮を廃止して野球部員も一般生寮で生活するように変更。後に全寮制の廃止で通学可能な地域に住む野球部員は寮を退去して自宅からの通学になった。更に野球最優先から学業優先へとシフトしたために野球部員への優遇も全廃された。なお野球部は部員数の減少から2015年に募集を停止し、翌年夏以降活動を休止している。

ちなみに元プロ野球選手の関本賢太郎は同校にスカウトされて見学に訪れたが、部内の異様な雰囲気を感じ取ってスカウトを断り、天理高等学校へ進学したというエピソードがある。

関連項目[編集]

脚注[編集]