JRAプラス10
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JRAプラス10(ジェーアールエープラステン)とは、日本中央競馬会(JRA)主催のレースで元返しとなる場合に配当金に10円を上乗せして払戻しを行うシステムである。2008年より実施した。
概要[編集]
JRAプラス10は中央競馬の全レースが対象となる。競馬法の改正により、100円元返しとなる場合は基本的にJRAが配当金に10円加算して払戻す事になった。全ての勝馬投票券(馬券)が対象となる。但し、特定の馬や馬券の組み合わせに過度に人気が集中し、払戻金総額と上乗せ金額の総額を合算した額が売得金の総額より大きくなる場合はJRAプラス10の適用除外となり、従来通り100円元返しとなる。
オッズの表示は原則ではJRAプラス10を含む1.1倍で表示される事になっているが、上記の100円元返しとなる場合は赤字で1.0倍と表示する事になっている。2008年1月5日の京都競馬場第1レースに於いて1着2番のコロナグラフの複勝払戻金が初の適用除外の事例となった。
当初、過去数年の票数データにJRAプラス10をあてはめると元返しは1件も発生せず、「元返しの心配はほとんどない」とされたが、最初の1ヶ月で5件もの元返しが発生。2008年全体で見ても499件のプラス10発生に対して38件が元返しとなってしまい、JRAプラス10の実効性に疑問が上がっている。これは1.0倍なら買わないが1.1倍つくなら買う、といったファンによって、以前よりも過剰に投票が集中してしまったからだと思われる。これを受け、JRAは「元返しの心配はほとんどない」という文面を削除した。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- JRAプラス10 - JRA
- JRAプラス10 これまでの実績 - JRA
- 導入開始の2008年から現在までの、JRAプラス10発生件数の一覧表が掲載されている。