F-4 ファントム
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F-4 ファントムは、アメリカの航空機メーカーであるマクドネルダグラス(現ボーイング)が開発した戦闘機である。当初はアメリカ海軍向けに開発されたが、後にアメリカ空軍や多くの外国の軍隊でも採用された。F-4は、1958年から1981年まで生産され、その間に5195機以上が製造された。
概要[編集]
F-4 ファントムは、二人乗りの全天候型戦闘機であり、主に航空戦闘任務に使用された。本機は優れた運動性、高い速度、強力な兵装搭載能力を持ち、その堅牢な設計により多くの任務に対応できる汎用性が評価された。
設計[編集]
F-4 ファントムの主翼は低翼配置であり、主翼端には大型のエアブレーキが装備されている。機体の前方には大型のレドームがあり、この中にはレーダーが収められている。また、機首には強力な火器が搭載されており、多様な目標に対して優れた火力を発揮することができる。
運用[編集]
F-4 ファントムはアメリカ海軍やアメリカ空軍をはじめとする多くの国で運用された。また、ドイツやイギリス、日本などの外国でも広範囲に採用され、冷戦時代を中心に数々の戦争や紛争で活躍した。F-4は地上攻撃任務や艦上戦闘機としても使用され、その高い信頼性と戦闘能力から戦後最も成功した戦闘機の一つとされている。
スペック[編集]
- 乗員:2名(パイロットおよびウェポンシステムオペレーター)
- 全長:19.2 m
- 全幅:11.7 m
- 全高:5.0 m
- 最大離陸重量:28,000 kg
- エンジン:ゼネラル・エレクトリック J79 ターボジェットエンジン(推力:各11,870 lbf)
- 最大速度:2,585 km/h
- 航続距離:2,220 km
- 兵装:航空機関砲、ミサイル、爆弾など