黒丸踊り
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黒丸踊り(くろまるおどり)とは、長崎県の無形民俗文化財である。長崎県の郷土芸能であり、華麗なことで知られている。
概要[編集]
室町時代後期から戦国時代に移行する頃に現在の長崎県大村市黒丸町に伝承されていた豊年感謝・平和祈念の踊りであり、祝祭日に神社などで奉納されている。
起源に関しては諸説があるが、肥前国西部の戦国大名である有馬貴純の攻撃を受けて追放された大村純伊は6年の間、流浪を余儀なくされた末に本領の大村へ帰還したが、この際に黒丸郷の領民らが中国地方の浪人である法養の指導を受けてこの踊りを踊り、旧主の帰還を大いに祝ったのがその始まりとするのが有力である。黒丸は地名から名づけられたものである。
踊りは大花輪を背負い、太鼓を打ちながら踊る。この花輪が100本近い花枝が八方に餅花のように広がり垂れ、目の覚めるような壮観さがある。