鮑三娘
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鮑 三娘(ほう さんじょう)とは、『花関索伝』に登場する架空の女性である。『三国志演義』には登場しない。
劇中の活躍[編集]
鮑家の3番目の娘(鮑家荘の鮑員外の娘)とされ、美人で武芸に秀でていたという。多くの男から求婚されるが相手にしなかった。南山の頭目・廉康が鮑家荘を包囲して求婚すると、自ら槍を振るって追い払った。数日して関索に武芸勝負を挑まれ鮑三娘が敗北し、あるいは山賊に襲われていた鮑三娘を関索が助けてその縁で結婚したという。以後、夫婦で戦場を駆け巡り、諸葛亮の南征では別れを惜しんで関索は蜀軍の先鋒となり、鮑三娘は葭萌関を守ったという。関索が南征で戦死したが、鮑三娘は鎧兜を脱がずに死ぬまで関を守り通したという。なお、関索が荊州を孫権に落とされた際、鮑家荘で養生していたことが語られている[1]。
架空の人物ながら四川省に鮑三娘墓が現存し、夫婦で葭萌関を守ったと記されている。
脚注[編集]
- ↑ 小出『三国志武将事典』P423