高炉(こうろ)とは、製鉄所の中核設備で、鉱石をコークスで高温処理して鉄を取り出すものである。長期間継続して稼働し、改修には多額の費用が掛かる。戦後復興期や高度経済成長期に日本国内各地に建設され、高品質な鋼材を供給し製造業の発展を支えた。日本製鉄、JEEスチール、神戸製鋼所などが国内で保有しているが、令和3年(2021年)3月時点では市場の縮小により休止が相次いでいる。