馬車鉄道

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馬車鉄道(ばしゃてつどう)とは、馬車のように軌道上で動力によって客車を牽引する交通手段である。

概要[編集]

概ね二頭立ての客車を引っ張って走行する鉄道の事である。

馬が巻き散らかす糞尿に運転士が悩まされることが多かった[1]

現在日本に残っている馬車鉄道は、北海道開拓の村の一路線である。

歴史[編集]

日本では1882年(明治15年)6月25日に東京で営業されたという。名前を東京馬車鉄道と言い、軌道の広さは1、372mmだった。新橋と日本橋間を走行していた。東京馬車鉄道は1903年(明治36年)に路面電車に移行した。

同様に、電力が確保できる地域では、馬車鉄道も逐次路面電車に入れ替わったが、沖縄県沖縄軌道のように、昭和戦前の廃止まで馬動力を維持した事業者もあった。

関連項目[編集]

  • 人車軌道 - 人馬併用の事業者も少なくなかった。
  • 簡易軌道 - ここも馬動力からディーゼル動力への移行が遅かった。

脚注[編集]