電動貨車(でんどうかしゃ)とは、電車のうち、貨物を搭載する鉄道車両である。
旅客輸送を行う電動客車や電動荷物車 (鉄道車両)と同様な構造であるが、構造は頑丈である。日本では直流電動機やパンタグラフを搭載し、自走可能な1M方式の貨車であった。主に貨物輸送量の少ない私鉄などで見る事が出来たが、私鉄の貨物輸送衰退や1984年の国鉄のヤード輸送廃止により電動貨車の殆どが姿を消した。
今も残っているものの殆どは事業用車両としての扱いであり、牽引車や保線資材の運搬用途に限られている。一方、日本貨物鉄道が運行する貨物電車は編成単位で運転されている。