隠岐牛
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隠岐牛(おきぎゅう)は、島根県の隠岐諸島で生産されるしまね和牛のブランドの一つである。
定義[編集]
隠岐諸島では年間約1200頭の牛が生まれるが、「隠岐牛」として市場に出回るものは10%程度であり、幻の黒毛和牛と呼ばれる。
沿革[編集]
日本海に浮かぶ隠岐諸島では古くから繁殖牛の飼育が盛んであり、全国のブランド牛産地に良質な子牛を出荷していた。政府の構造改革特区に認定を受けて、2004年1月に建設会社の飯古建設が畜産業に異業種参入し、資本金4800万円を全額出資して有限会社「隠岐潮風ファーム」を設立。同年3月に農業特区に認定された。隠岐は角突きの影響で歴史的に牛とのかかわりが深いが、隠岐諸島で生まれる年間約1000頭のほとんどが生後10か月までに隠岐諸島外の畜産業者に買われていた。2006年3月に東京市場に初出荷し、全国のブランド牛並みの評価を受けた。
出典[編集]
- 「ふるさと再生 『隠岐牛』ブランド化計画 島自立の道を探る」毎日新聞、2005年10月10日
- 「隠岐の黒毛和牛 安定出荷の体制整う 東京市場でブランド確立へ」毎日新聞、2006年12月9日