閏秒
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閏秒(うるうびょう)とは、地球の自転と原子時計による実際の時刻とのずれを調節するために、挿入または削除される1秒のことである。
概要[編集]
閏年とは違い挿入は不定期で、実際の時刻と地球の自転に基づいた時刻との差が0.8秒以内になるように運用されている。調整は協定世界時で6月30日または12月31日の末尾(日本時間では7月1日または翌年1月1日の午前9時直前)に実施される。
制度上は協定世界時23時59分59秒の次に23時59分60秒を追加することによって時刻を1秒遅らせる正の閏秒と、同23時59分59秒を削除し23時59分58秒の次を0時0分0秒にすることで時刻を1秒進ませる負の閏秒があるが、実際に挿入されたことがあるのは正の閏秒のみで、負の閏秒はまだ挿入されたことがない。
通常の時計は閏秒には対応していないため、その後の電波受信または手動での時刻設定によって1秒のずれを修正する必要がある。時報では、「ポーン」を2回入れることで対応している。