門司氏(もじし/もんじし)とは、日本の氏族で武家である。
豊前国企救郡門司(現在の福岡県北九州市)を発祥とする。鎌倉時代中期の寛元2年(1244年)、藤原親房が門司に所領を得たことが起源といわれるが、姓に関しては当初は下総氏を称していたという。南北朝時代に6つの家に大分裂し、南北朝にそれぞれが属して抗争した。室町時代には大内氏の家臣となり、後に毛利氏の家臣となって、江戸時代には長州藩士となった[1]。
なお、豊後国の大友能直の子・親房も門司姓を称した[1]。
現在では北九州市から遠賀郡にかけて多く存在する姓である[1]。