長遠寺 (岩倉市)

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長遠寺(ちょうおんじ)は、愛知県岩倉市八剱町にある日蓮宗寺院。山号は長要山。生師法縁。岩倉市内最古の金石文である文明7年(1476年に相当)刻銘の宝篋印塔があることでも知られる。

歴史[編集]

元亨年間(1321年~1324年)に、本乗院日澄朗門の九鳳の一人)の開山で創建された(なお、大観では永仁5年(1298年)旧暦3月5日の創立としている)。その後、文政元年(1818年)に堂宇を焼失した、明治24年(1891年)濃尾地震により本堂が倒壊した。現在の本堂はその後に再建されたもの。昭和57年(1982年)には、宗祖日蓮の700遠忌事業として、胎内に写経を納めた日蓮の銅像が境内に造立された。

七面山[編集]

飛地境内で、昭和47年(1972年)の碑文調査により、天正年間(1573年~1591年)頃の織田信雄(北畠中将、織田信長の次男)の居城址と判明する。岩倉市内の金石文として最古の文明7年(1476年に相当)刻銘の宝篋印塔がある。