長沼城(ながぬまじょう)とは、現在の福島県須賀川市長沼日高見山にかつて存在した日本の城である。別名を牛臥城(うしぶせじょう)ともいう。
鎌倉時代中期の文応元年(1260年)、平維茂の末裔とされる長沼隆時が築城したと言われている。城は日高見山を中心とする丘陵を自然の要害として利用する形で築かれたようで、江戸時代に廃城とされるまで続いた。
城跡の敷地は3万平方メートル、現在はおよそ500本の桜が植えられて、春には多くの花見客が訪れる行楽地となっている。