金秀俊
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金 秀俊（きむ すじゅん、1979年1月24日 - ）は、囲碁棋士。9段。日本棋院東京本院所属。趙治勲名誉名人門下。
経歴[編集]
1979年（昭和54年）1月24日生。韓国出身。
平成8年（1996年）に入段、同年2段、平成9年（1997年）に三段、平成10年（1998年）に4段、平成11年（1999年）に5段、平成12年（2000年）に6段、平成14年（2002年）に7段、平成19年（2007年）に8段、平成30年（2018年）に9段。
平成27年（2015年）、地を囲ってはいけないというセオリーに対して、効率的に地を囲い勝つという新しい視点の著書『効率良く地を囲う4つの基本』を刊行した。『切断の成立条件: 敵の陣形を破壊する』では、切断が効果的に行われる局面、また切断が巧くいかなかった局面を具体的に検証している。
棋歴[編集]
- 平成9年（1997年） - 第22期棋聖戦二段戦優勝
- 平成13年（2001年） - 第31回新鋭トーナメント準優勝、第16期NEC俊英トーナメント準優勝
- 平成17年（2004年） - 第2回JAL新鋭早碁準優勝、第30期新人王戦で井山裕太四段を2-0で破り優勝 ☆初タイトル獲得
- 平成23年（2011年） - 第37期名人戦リーグ入り。
人物[編集]
- 活気と和やかな笑顔で、囲碁界のムードメーカーと言われる。
- 趣味はテニス。趙治勲二十五世本因坊の内弟子時代にテニスを始めた[1]。下坂美織三段に個人レッスンをしたと言われる。
- 林漢傑七段によれば、後輩の面倒見がよく勉強会の後のご飯代を後輩に出させず、「いつか後輩ができたらおごってあげなさい」と先輩のあり方を後輩に教えている。
著書[編集]
- 『効率良く地を囲う4つの基本』マイナビ,2015年,ISBN-10: 4839955042
- 『切断の成立条件: 敵の陣形を破壊する』誠文堂新光社,2015年,ISBN-10: 441631549X
- 『勝てる模様の使い方』,マイナビ出版,2016年,ASIN: B01M7UGLJ4
- 『10目得する「やわらかい」攻め方 ~囲碁観を変える6つの法則』マイナビ,2013年,ISBN-10: 4839947937