金星の太陽面通過
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金星の太陽面通過(きんせいのたいようめんつうか)とは、金星が太陽と地球の間を通過し、地球からは、金星が太陽の上を通り過ぎていくように見える現象のこと。
周期[編集]
金星と地球の軌道の傾きには差があるので、内合のたびに金星の太陽面通過が起こるわけではない。そのため、非常に稀な現象となっている。現在は、8年間隔で2回発生したあと、105年半後から再び8年間隔で2回発生、次は122年半の間隔をおいて、再び8年間隔で2回発生、その次は105年半後、というように245年を周期としている。細かい期間には差があれど、100年前後の期間を置いて、8年間隔で2回発生するというのはほぼ変わらないようだ。
観測[編集]
金星の太陽面通過のとき、金星の視直径は1分ほどで、視力が良くないと日食グラスでは見えない。そのため、適切に減光した天体望遠鏡を用いて観測するのがよいだろう。黒点と違い正円形なので、見間違えることはないだろう。