醤油ラーメン

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

醤油ラーメン(しょうゆらめん,Soy-sauce Ramen)はスープが醤油味の中華そばである。「正油ラーメン」とも書かれる。

概要[編集]

日本風の醤油ラーメンと同じものは中国にはない。日本の発明と思われる。特徴は透き通った醤油味のスープであること、煮干し、トビウオの焼き干し、コンブなどから出汁を取る。具はチャーシュー(豚もも肉)、メンマ、ネギなどである。麺は加水率が高い。

醤油ラーメンの起源[編集]

中国人シェフが関係しているが、おそらく日本人の好みに合わせて中華麺を改良して醤油味にしたものと推測される。

来々軒説[編集]

1910年開業の「来々軒」は醤油ラーメンを創始した説である。初代の尾崎貫一店主が横浜中華街から広東省出身の中国人2名のシェフを招き、浅草公園付近で来々軒を開業したとされる。醤油ラーメンの元祖とも言われる。店は1976年(昭和51年)で閉店したが、千葉市進来軒が同じ味を継承しているという。

財源軒説[編集]

1926年(大正15年)に、山形県酒田市戸野町(現相生町1丁目)に開店した金周培が開店した「財源軒」という説。酒田ラーメンの元祖である。

新盛軒説[編集]

1926年(大正15年)に、山形県酒田市天正寺町(現相生町1丁目)で中国人の幡恒昌が「新盛軒」を開店したのが始まりという説。