酸辣湯
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酸辣湯(サンラータン)は、中国の四川料理の一種[1]。その名の通り、酸味と辛味が特徴である。花椒を入れると痺れ感があるため、そこは好みによる。酸辣湯そのものは日本国内ではさほど知られていないが、酸辣湯麺は麻婆麺とともに人気のある一品である。
概要[編集]
アメリカ西海岸ではよく知られているらしい。米語では「暑い」と「辛い」はともに“HOT”であるため、ハッカーの間では“ZAP”が用いられるという。「麻辣」は「痺れる」感じがあるが、これも英語には相当する一般的な語がない。また、「麺を啜る」という習慣も普及していないので、 酸麻辣湯麵はほぼ日本ローカルな料理でありそうに思う。
「酸辣湯には中国酢」ともされるが、赤酢や黒酢などを使ってもそれなりに美味である。
ただし「酸」(酸っぱい)「辣」(辛い)という二要素が揃っているので、出汁が弱いと負けてしまうという意見もある。そのため酸辣湯麺は、「湯麵」といいつつも、湯麵に酸辣味の餡をかけたもの」でありそうに思う。「日本国内ではさほど知られていない」ことにはそのあたりに起因するかもしれない。これが天津麺であれば、「芙蓉牌甘酢あんかけ麺」になるのだが、この場合「麻辣」の要素がなく、麻婆麺と人気を二分しているのかもしれない。
その観点からいうと、酸辣湯麺にチャーシューがのっている名物店というのを知らないので、今後の研究に期待する。