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送り込み回送

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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送り込み回送(おくりこみかいそう)とは、鉄道車両を始発駅まで/終着駅から送り込むために運行される回送列車のことである。

概要[編集]

送り込み回送は、列車の出庫場所と始発駅が離れている場合に設定され、出庫場所から始発駅までの区間は回送列車として運行することで、定期列車は深夜/早朝に設定されることが多い。

また、列車の留置場所を変える場合、車庫のない駅で車両交換を行う場合も送り込みが行われる。

どうせ列車を運行するのだからその区間も営業すればいいのにと思うかもしれないが、営業列車として運行すると不都合がある場合や、送り込んだあとの運用が臨時列車として、営業にできない場合は送り込み回送になる。

かつて「鉄道ダイヤ情報」には、臨時列車の送り込み回送の情報を詳細に載せており、「種村直樹の汽車旅相談室」で、臨時列車の送り込み回送列車の青春18客への開放も提言されていた。

一例[編集]

  • 京王線の場合、高幡不動出庫で調布始発の列車が設定されているが、高幡不動から調布間は回送列車として運行される。
  • JR飯田線の場合、従前、新城駅で夜間の駅留置を行っていたが、それを止めて、豊橋まで深夜/早朝の回送を実施している。
  • 近鉄大阪線の場合、名張駅の留置に限界があることから、榛原 - 青山町間で深夜/早朝の回送を行っていたが、キロ数削減のため、青山町駅に留置線を設けて、送り込み回送を減らした。