誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。

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誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。』(だれもがおそれるあのいいんちょうが、ぼくのせんぞくメイドになるようです)は、おかゆまさきによる日本ライトノベル作品。イラストはosa

概要[編集]

2011年11月10日に電撃文庫より刊行された。

ストーリー[編集]

浮原透は、好きなアニメのDVDを買った帰りに友人の付き合いで言ったメイドカフェで校則に厳しいことで知られる鈴木未翠がメイドとして働いているのを知る。そのことがきっかけで、未翠はメイドのスピカとして透の専属メイドとなる。

登場人物[編集]

詳しくは各キャラクターページも参照。

主要人物[編集]

浮原 透(ふわら とおる)
本作の主人公。高校二年E組の男子。
『セミマン 〜余命一週間のヒーロー〜』のDVDを買いたいと思っていたところで、吹多にオタク街のDVDショップを案内してもらって初回限定盤を予約なしでゲットすることができた。そして、吹多の行くメイドカフェに付き合って「にゃんにゃんメイドカフェ@にゃんとらてぃっぷ」に一緒に入る。そこにいたメイドのスピカの正体が委員長の鈴木未翠だと気づく。正体がばれた未翠は透に事情を説明。メイドカフェはばれる危険性があるから辞めないといけないが、ストレス解消のためにもメイドはやめられないからと6週間後の高校弁論大会まででいいから透の専属メイドにしてほしいとお願いされて了承した。
専属メイドになってからはスピカの部屋に呼ばれてお茶をごちそうになったりするようになる。しかし、それでもストレスが発散されない未翠は「宇ノ島水族館(うのしますいぞくかん)」にデートすることを提案。ばれたら未翠が危険な立場になると思って反対するも押しきられた。そして、デートをするも無事に終了する。学校では未翠と文化祭実行委員をするなどした。それでもストレスが発散できない未翠は段々と要求が高まっていき、学校の教室でスピカとしてご奉仕したいと計画を立ててくる。反対するも再び押しきられて教室をメイド喫茶としてご奉仕を受ける。しかし、にゃんにゃんたいむをやったところで、菅原がやってきて二人とも見つかる。そして、未翠と一緒に三日間の謹慎処分となってしまう。
謹慎処分からあけて学校に登校してくる未翠を受け入れられるように先生やクラスメイトの協力を取り付ける。そして、クラスのみんなで教室をメイド喫茶にして迎え入れた。これによって復活した未翠が以前よりもクラスに打ち解けたが、二か月後にあるというメイドカフェの全国大会まで引き続き未翠のご主人様をやることになった。
父親は市役所で働いており、母親はパート。母親は関西出身。
鈴木 未翠(すずき みすい) / スピカ
透のクラスメイトでクラス委員長。半月メガネに固く縛った三つ編みお下げをしている。校内では『規律の絶対零度(オーダー オブ アブソリュートゼロ)』、『めちゃカタ委員長』、『鋼鉄の委員長』などと噂されるなど、校則やマナーを守らない者に対しては生徒だけでなく教職員に対しても厳しい。だが、よく見ると注意した時に指先が微かに震えていたりもする。
他のみんなに内緒で「にゃんにゃんメイドカフェ@にゃんとらてぃっぷ」でスピカという名前のメイドとなってバイトをしていた。透にスピカの正体が自分だとばれたことで、小さいころから学級委員長をやっているうちに自分のことが分からなくなり、そこでメイドカフェでバイトをしたところで気持ちが軽くなってストレス解消になっていたと話す。そして、他の人にばれる恐れもあると絶対に安全とは言えなくなったとしてメイドカフェでのバイトを辞めて、高校弁論大会まででいいからと透の専属メイドのスピカとなった。
透の専属メイドとなってからは、透を「ご主人様」と呼んでご奉仕しようとする。一方で学校ではいつも通りの委員長として振舞っていた。自分の部屋に呼んでお茶をごちそうしたり、耳かきをしたりする。それでもストレスが発散されないと透と「宇ノ島水族館」でデートする。それでもストレスを完全に解消できていないと段々とエスカレートしていって、休日に学校でスピカとして透にご奉仕する計画を立てて実行する。しかし、郷土研究部の活動できていた菅原に見つかってしまって、透と一緒に三日間の謹慎処分となる。
謹慎明けの日には登校することができずに、その翌日の登校となる。どんなことになっても受け入れようと思いながら行ってみると、透の提案に寄ってクラスメイトは教室をメイドカフェにして未翠を迎え入れる。これによって、以前よりもクラスメイトと打ち解けられるようになった。そして、「にゃんにゃんメイドカフェ@にゃんとらてぃっぷ」に復帰して二か月後にあるメイドカフェの全国大会を目指すことにした。
親の仕事の関係で英語やドイツ語を話せるバイリンガル。両親は二人とも外交官であり、現在はアイスランドにいる。
浮原 一縷(ふわら いちる) / ツキノ
透の妹。2巻から登場。一縷という名前を漢字で書かれるのは嫌がり、いちるとひらがなで表記されることが多い。巨乳。子供のころは体が弱かった。
雨に濡れて教室に入った一縷がまるで呪い殺しにやってきたようなビジュアルになっていたため、それを見たクラスの問題児の男子が気絶してしまう。これによって、いちるは委員長になってしまい、『影の委員長』、『終末を告げる委員長』、『我がクラスの黒巫女』などと呼ばれて功績が称えられることとなった。
「にゃんにゃんメイドカフェ@にゃんとらてぃっぷ」でスピカの指導を受けてツキノというメイドとして働く。

学校[編集]

二年E組[編集]

吹多(ふきた)
透のクラスメイトの男子。伊達男だが、オタク方面に詳しい。透が『セミマン 〜余命一週間のヒーロー〜』のDVDを買うのに協力してメイドカフェに一緒に来てもらい、未翠が透の専属メイドとなるきっかけとなった。
矢沢 要介(やざわ ようすけ)
透のクラスメイトの男子。男子の中でも過剰にエロい。「ヨースケン」というあだ名で呼ばれる。
菅原(すがわら)
社会科教諭の男性。透のクラス担任。社会科の先生であり、郷土研究部の顧問。だらしないところがあり、未翠とは対立することも多い。メイド事件の後に未翠とのわだかまりは薄まった模様。
吉垣(よしがき)
透のクラスメイトの女子。
富田(とみた)
透のクラスメイトの男子。「△(トライアングル)」というバンドのボーカルをやっている。

その他[編集]

蓬田(よもぎだ)
A組の男子。未翠がスピカとして透と水族館でデートした後、未翠に告白して振られている。
及川 里呼子(おいかわ りここ)
いちるのクラスメイトで友人。美術部とバトミントン部を掛け持ちしている。いちるがメイドのバイトをしていることを知っている。

単行本[編集]

巻数 初版発行日 ISBN その他 サブタイトル
1 2011年11月10日(2011年11月10日発売) ISBN 978-4-04-870967-5
  • プロローグ
  • 誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。
  • エピローグ
2 2012年9月10日(2012年9月10日発売) ISBN 978-4-04-886798-6
  • プロローグの章
  • 誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。2
  • エピローグの章

関連項目[編集]

外部リンク[編集]