角張光子

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角張 光子(かくばり みつこ、1949年 - )は、造形作家で表現活動の場「スペース・ムウ」代表。1997年より、布製生理用手作りナプキンに取り組み始め、1998年より布ナプキンの普及に努める。各地で講演会など啓蒙活動を行っている[1]

概要[編集]

女性が自分の生理を正面から受け止め、自分自身の中で納得する快感を広めるための啓蒙運動をしている。

日本で市販ナプキンが登場するのは1961年に遡り、アンネ社が「アンネナプキン」を発売したことを端緒とする。当時、日本住宅公団団地建設に際し、水洗トイレのつまり防止のために紙製の生理用品が主流となる。このため今でも「紙ナプキン」という名称がつかわれているが、急激な改良が重ねられた結果、日本での使い捨てナプキンの品質と種類は類を見ないほどになった。薄型で吸収力のよさは世界一とも言われている。同時に機能性ばかりが宣伝され、人体への影響、皮膚との関係については顧みられることなく、使用後は汚物として処理され、それが当たり前の社会となっている。角張は、使い捨てナプキンに始まったこうした社会的風潮が、月経血や生理自体を何となく汚いものと思ってしまう要因になっているのではと考え、布製ナプキンの自作に取り組んだ。布製ナプキンを使用してみたところ、経血の色で体調との関係が見えたり、滋養を含んだ鮮血液を植物の根元にかけたりした際に、「女性のからだが大地と一体につながっているという幸福感」が沸き起こったという。

1997年より、エコナプキンの普及に取り組んでいるが、角張が提唱する布ナプキンには以下の特徴がある。

  • 自分自身でもで手作りできる。
  • ゴミの減量に貢献できる。
  • 地球環境にやさしい。
  • ムレない、かぶれない、かゆくならない。
  • 肌触りがよく、使い心地がいい。
  • ダイオキシン化学物質の害から体を守る。

[2][1]

座右の銘[編集]

「蒔かぬ種は生えぬ、出さぬ手紙は着かぬ」[1]

略歴[編集]

  • 1949年宮城県生まれ[1]
  • 1997年、布製生理用手作りナプキンに取り組み始め、「エコ・ナプキン」と名付ける[1]
  • 1998年、「エコ・ナプキン」の普及活動を開始。会費、会則なしで個人の意思の発動のみによる啓蒙での普及を目指す[1]
  • 2005年8月、ひろがれひろがれ エコ・ナプキン』(地湧社) 刊行[3]

著書[編集]

  • 『ひろがれひろがれ エコ・ナプキン』(地湧社) – 2005年8月 ISBN 4885031842[4]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]