西新井駅缶破裂事件

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西新井駅缶破裂事件(にしあらいえきかんはれつじけん)とは、2023年5月8日の16時頃、東京都足立区にある東武伊勢崎線西新井駅の構内で、飲料の缶が破裂した事件。破裂時、付近を通りがかった女性客1人と、駅員1人が軽傷を負った。G7広島サミットを控え、都内の警備が強化されていた時期に起きた事件であったため、大きく報じられた。

概要[編集]

8日の16時頃、西新井駅の券売機の近くに置かれていたコーヒー飲料のアルミ缶が、突然破裂した。近くで事件を目撃した人は、その音を「蛍光灯が破裂する音に似たパーンというかなり大きな音」と表現した。また、液体は泡状であり、ガスのような異臭がしたという。

缶の破裂とともに中身の液体が飛び散り、近くを通りがかった女性が額と下半身にけがを負った。また、女性を介抱していた駅員の1人も、液体に触れたことで手の痛みを訴え、病院で手当を受けた。

警察は、破裂した缶を置いて立ち去った中国籍の男性の身柄を確保し、事情聴取を行った。男性によれば、勤務先の洗剤を家で使うため、缶に洗剤を入れて運んでいたところだったという。そのため、破裂は故意に起こしたものではないと主張している。

事件から数時間後に行われた簡易検査の結果、缶の中身は強アルカリ性の液体であることが判明した。液体とアルミ製の缶が化学反応を起こして破裂した可能性が高いことから、警視庁は過失傷害の疑いを視野に入れて捜査を続けている。[1][2][3]

関連項目[編集]

脚注[編集]