裏口入学

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裏口入学(うらぐちにゅうがく)とは、入学試験を受験して合格しないと入学することが出来ない学校へ、不正な手段を用いて入学すること。不正入試の一種。

概要[編集]

高等学校以上の後期中等教育機関、大学等の高等教育機関、私立の小学校中学校は入学に際して学力などの試験を行い、合格水準に達した者のみ入学を許可している。しかし賄賂や教職員の縁故などを利用し、正規の試験を経ずに不正に入学することを裏口入学と呼ぶ。

賄賂を利用する場合、受験生は裏口入学のブローカーへ金品を渡して仲介を以来。ブローカーは受け取った金品を入学希望先の有力者(総長・校長など)へ渡す。受験生は試験を受験するが、どんなに得点が低くても合格ラインまで引き上げられるためその学校へ入学することが出来る。

有力者や大病院経営者などの子供を有名校へ進学させるため、親が裏口入学に手を染める例は時折見られる。

賄賂を入学希望先の職員へ渡す場合、公立校だと受託収賄罪と贈賄罪に問われるが、私立校の職員に賄賂を渡しても受託収賄罪は成立しない。その代わり賄賂を受け取って不正に入学させた職員に学校に対する背任が成立し、賄賂を渡した受験生も背任罪の共犯に問われる可能性がある。