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蚊龍会

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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蚊龍会(こうりょうかい[1])は、民族派青年団体[2]新右翼の主な団体の一つ[3]堀幸雄『右翼辞典』の「新右翼」の項目では咬竜会[3]鈴木邦男『これが新しい日本の右翼だ』に掲載の「主要右翼・民族派団体等一覧表」(出典:1982年度「警察要鑑」)では鮫龍会[4]と表記されているが誤字とみられる。

楯の会1期生で第二班班長を務めた本多清(楯の会当時は倉持清)が結成した[5]。堀幸雄『右翼辞典』によれば、1978年3月に結成された。代表は本多清[3]保阪正康『憂国の論理』によれば、1980年1月に楯の会元会員の一部が設立した。会員は15名ほど。結成趣意書では「我々は過去十余年、日本の歴史、伝統、文化の研究に注力して来ました。そして今日の看過できない危局に際会し、実践指対応の緊急性を痛感するに至り、従来の同志の更なる結束を図り、かつ新たなる賛同者のための一拠点として、有機的思想結合体『蚊龍会』の結組を決意しました」としている[1]。新聞報道によれば、機関誌『土とま心』を刊行している[5]猪野健治によれば、橘孝三郎研究会と共同で『土とま心』という雑誌を刊行している[6]

出典[編集]

  1. 以下の位置に戻る: a b 保阪正康『憂国の論理――三島由紀夫と楯の会事件』講談社、1980年、236頁
  2. 警備実務研究会『右翼運動の思想と行動』立花書房、1989年、203頁
  3. 以下の位置に戻る: a b c 堀幸雄『右翼辞典』柏書房、1991年、297-298頁
  4. 鈴木邦男『これが新しい日本の右翼だ――「恐い右翼」から「理解される右翼」へ』日新報道、1982年、60-61頁
  5. 以下の位置に戻る: a b 堀幸雄『戦後の右翼勢力 増補版』勁草書房、1993年
  6. 猪野健治「猪野健治の現代右翼の動向 「変革の原理としての天皇」を超えられるか――三島事件十周年」『現代の眼』1980年11月号