自由意志

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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自由意志とは、自分の頭で考えその時の自分がしたいことのベストを選択して行動するような事である。

概要[編集]

基本的にわれわれ人間は、すべて自由意志で決めて動いているように思える。が、それは実は錯覚で、様々な物事に左右されて選択しているにしか過ぎないのである。志望校一つ考えてみても、純粋に自分の思考だけで決めているか、他者の意見や、親の意向、はたまたテレビなどの影響が混入していないか、突き詰めてみるとかなり他者の影響を受けていることが多い。

昼食の選択一つとってみても、そこに自由意志が介在してるとは言い難い。今日選んだカレーは、隣のテーブルから流れてきた匂いなのかもしれない。にもかかわらず人はこの自由意志という概念を尊重したがるものである。

寄生虫[編集]

一部の寄生虫は宿主の行動に影響を与えることが知られており、カマキリに寄生するハリガネムシは宿主のに影響を与え、自ら水中に飛び込ませるのは有名な話である。人間には自由意志があり、寄生虫の影響を受けるはずがないと思われがちであるがトキソプラズマに寄生された人間は性格が変わると言われており、寄生されていない人より危険行動や反社会的行動が多かったり、精神障害の発症が有意に多いという結果もある。一説には脳内の神経伝達物質のバランスを乱すことが原因ともいわれている[1]

意思と密接にかかわっている感情について、人間の感情は主にドーパミンノルアドレナリンセロトニンという脳内物質が大きく関与しているといわれている。前述のトキソプラズマのように脳内物質を乱す寄生虫が存在するとして、現在の自分の感情や意思は本当に自分の意志によるものなのだろうか。もしかしたら未発見の寄生虫に都合のいいように操られているのではないだろうか。真実は蟹の味噌汁である。

脚注[編集]