自然対数
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自然対数(しぜんたいすう)とは、自然対数の底eを底とする対数のことである。すなわち、任意の正の数aの自然対数はlogeaと表すことができる。しかし、数学や物理学では底の表記を省略し、aの常用対数を単にlogaと表記することがほとんどである。しかし、底の表記を省略したlogaという表記は、工学や化学など、分野によっては常用対数を表す場合があるので、注意が必要である。混同を防ぐために、aの常用対数をlna(「l」は小文字の「エル」)と表記する場合もある。自然対数を導入することによって、様々な関数の微分・積分を容易に行うことができる。また、1以外の正の代数的数の自然対数は常に超越数となることが知られている。