腐ったリンゴ
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腐ったリンゴ(くさったリンゴ)とは、メタファーのひとつである。
概要[編集]
リンゴはエチレンガスを発し、エチレンはリンゴの老化を早めるとされる。ここから、「箱・樽の中に1つでも腐敗したリンゴがあると周囲の腐っていないリンゴまで駄目になってしまうように、集団の中の少数の悪い人間が周囲の善良な人間に悪影響を及ぼす」という考えが広まった。
とはいえジャガイモの発芽を押えたりバナナの追熟加工にもちいられたりするなど効用もあり、「異質なもの」を避けるという風潮とも結びつきやすい。
日本ではテレビドラマ『3年B組金八先生』の影響で腐ったミカンの表現がよく用いられる。箱の中に腐敗したミカンがあるとその箱に入っているミカンまでがダメになってしまうのに喩えたと見られる。
ただしこの表現を社員研修など業務の場で使用した結果、退職強要につながって問題化した事例が存在する。