隠喩

隠喩（いんゆ）とは、「公的に発言すると差し障りがあること」をぼかして言う表現。ときに「皮肉」「あてこすり」と見做されることもある。

• 「親の顔が見たい」は「どのような躾を受けてきたのか」の隠喩。
• 「親の死に目にあえない」は、「親よりも先に死ぬ」<>ref「逆縁の不孝」といい、「親不孝のうち最大のもの」とされる</ref>の意。
• 「来年のことを言うと鬼が嗤う」は、地獄の鬼が「来年まで生きていられると思っているのか？」と笑うということ。「先のことは判らない」「一寸先は闇」の類義語。
• 「無言の帰宅」- 生きて帰ってくれば「ただいま戻りました」「お帰りなさいませ」という挨拶をするのが普通であるため、屍体でかえってきた場合をいう。

なお、近年では「言葉狩り」の被害に遭わないように使われることも多い。