綾城
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綾城(あやじょう)とは、現在の宮崎県東諸県郡綾町大字北俣1012にかつて存在した日本の城である。
概要[編集]
この城は15世紀の半ば頃に当時、日向国を支配していた伊東氏が薩摩国の島津氏を破った際、当地に築城したと言われている。城自体はそこまで大した城だったわけではないが、この地は肥後国に通じる街道の要衝に当たったことから重要だったと推測されている。天正5年(1577年)、伊東義祐が島津義久に敗れて日向を追われた際、恐らく廃城になったと思われる。
現在は当時の山城を、時代考証に基づいて再現した建物となっている。綾産の木材を使用して釘などを一切使わず、昔ながらの技術で造られた木造3階建てで、城内は資料館になっており、綾出身の刀鍛冶の名手・田中國廣の資料などが存在する。
アクセス[編集]
- 南宮崎駅からバスで1時間、綾待合所バス停下車から徒歩で10分。