細川家記(ほそかわけき)とは、戦国時代の史料である。
成立年代は江戸時代前期の寛永元年(1624年)頃で、著者は細川義則。ただし、享保9年(1724年)に細川安則が補訂して完成させたというので、著者は2人いると考えてよい。
阿波国の守護だった阿波細川氏の興亡、その守護代だった三好氏の動向などを記録した家伝、軍記である。細川持隆、細川真之、細川之照らの事績と滅亡について、三好氏や長宗我部氏の動向も含みながら紹介している。なお、著者の義則は之照の息子で、滅亡後に子孫が民間にうずもれなければならなかった次第も述べている。