納車

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納車(のうしゃ)とは、自動車において購入や譲渡の手続きがすべて終わり、新しい所有者へ引き渡されることである。購入手続きの最終段階であり、販売店によっては簡易的な納車式を実施している店舗もある。

概要[編集]

自動車は新車も中古車も購入手続きから現物の引き渡しまで一定の期間が必要になっている。新車の場合はメーカーオプションであったり特装車であれば通常よりも期間を要するほか、在庫のある中古車においても納車前点検や車検が切れている自動車の場合は車検を通す必要があるなど、引き渡しにおいて行うべき手続きが多数存在しているからである。また、譲渡においても車庫証明の手続きや名義変更を行う必要があり、(現物をすぐに渡すことは可能であるものの)法的な所有権移動が完了するまで時間がかかるものである。それらすべての手続きが終わった後の「納車」であり、購入する側にとっては特別なものであると認識している人はとても多い。

納車においても六曜が重視されることは多く、「大安」の日に納車されることが多いようである。一方、最近は六曜を気にしない人も多く、仏滅や赤口であろうと客先が望んだ日で納車するケースが多いという(当然、販売店の店舗休業日などを除く)。

納車時の注意点[編集]

納車時、特に新車が納車される際には自動車の使用方法のレクチャーや書類などの確認に1時間から2時間ほどかかる例も珍しくない。中古車でも書類の確認などで30分程度かかることも珍しくないため、時間には余裕をもっておいたほうが良い。

納車時は基本的にガソリンはほとんど入っていない。大体が給油ランプ点灯程度のライン程度しか給油されておらず(およそ10L未満)、ガス欠にならないためにも販売店から最寄りのガソリンスタンドで給油する必要がある。地元の場合はさておき、県外で中古車を購入した時などは最寄りのスタンドを調べておくとよい。

SNSに納車について投稿する際、「納車しました」というと納車警察により「貴方が販売したんですか?」「納車されましたですよ」などというちくちくした指摘を入れられることが多く[注 1]、せっかくの納車に水を差しかねない事態になる。そのため、納車の興奮を少し抑え、「納車されました」や「納車日でした」、「納車させました」などと冷静な投稿をするとよい。

脚注[編集]

  1. 日本語的には確かに正しいものの、喜びで浮かれてしまっている人に対してそこまで目くじらを立てるものではない