篠田徹

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篠田 徹(しのだ とおる、1959年 - )は、政治学者。早稲田大学社会科学総合学術院教授。専門は比較労働政治[1]

東京生まれ。1981年早稲田大学文学部中国文学専修卒[2]。同大学大学院政治学研究科修士号を取得[3]。1987年同大学大学院政治学研究科博士課程中退、北九州大学法学部助手。同専任講師、1990年早稲田大学社会科学部専任講師、1992年助教授、1997年教授[2]。1996~1998年ハーバード大学ライシャワー日本研究所客員研究員[3]。公益財団法人国際労働財団(JILAF)理事[4]

宮本太郎は「篠田徹『世紀末の労働運動』(岩波書店、一九八九年)は、日本の労働組合の政策参加を考察したこの分野の先駆的業績である」と評している[5]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『世紀末の労働運動』(岩波書店[シリーズ「日本の政治」]、1989年)
  • 『協同社会運動の主体形成を促す史的視野の研究――新たな協同社会運動史教育をめざして』(全国勤労者福祉・共済振興協会[公募研究シリーズ]、2016年)

共編著[編集]

  • 『ネオ・コーポラティズムの国際比較――新しい政治経済モデルの探索』(稲上毅、逢見直人、下平好博、H.ウィッタカー共著、日本労働研究機構[日本労働研究機構調査報告]、1994年)
  • 『労働と福祉国家の可能性――労働運動再生の国際比較』(新川敏光共編著、ミネルヴァ書房[シリーズ・現代の福祉国家]、2002年)
  • 『真剣に話しましょう――小熊英二対談集』(小熊英二、古市憲寿、高原基彰、上野千鶴子、小川有美、酒井啓子、湯浅誠、保坂展人、東浩紀、菅原琢、韓東賢、木村草太共著、新曜社、2014年)
  • 『福祉国家の転換――連携する労働と福祉』(石塚史樹、加藤壮一郎、首藤若菜、西村純、森周子、山本麻由美共著、旬報社、2020年)
  • 『格差に挑む自治体労働政策――就労支援、地域雇用、公契約、公共調達』(上林陽治共編著、日本評論社、2022年)

訳書[編集]

  • ジェームス・グリーン『労働運動をよみがえらせた社会運動の伝統――米国労組は1990年代にどうして生き返ったか』(訳・解説、生活経済政策研究所[生活研ブックス]、2002年)
  • ジェームス・グリーン『歴史があなたのハートを熱くする――労働運動をよみがえさせたければ忘れてしまった闘いの過去を思い出せ』(訳・解説、教育文化協会、発売:第一書林、2003年)

出典[編集]

  1. ソーシャル・ガバナンス研究指導(政策科学論専攻)篠田 徹 教授 早稲田大学大学院社会科学研究科
  2. a b Close Up 社会科学部教授 篠田徹さん 早稲田大学
  3. a b 歴史があなたのハ-トを熱くする / グリーン,ジェームス【著】〈Green,James〉/篠田 徹【訳】 紀伊國屋書店ウェブストア
  4. 役員・評議員名簿(JILAFについて) JILAF
  5. 宮本太郎『福祉政治――日本の生活保障とデモクラシー』有斐閣、2008年、210頁

外部リンク[編集]