箱の中身はなんだろな

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箱の中身はなんだろなとは、側面に穴が開いたのなかに手をつっこみ、触感だけで入っている物を当てるパーティゲームの一種である。

歴史[編集]

平安時代中期、陰陽師安倍晴明が時の帝・一条天皇に「箱の中身を占ってみよ」と言われたのが始まり。ちなみに中身はクリだったと伝わる。なお、漫画『ねこねこ日本史』の第五巻では何故かミカンとされている。

しかし当時は側面に穴が開いていなかった。陰陽師としての占いの能力が必要であり、庶民や芸人が真似できるものではなかった。

昭和44年(1969年)、讀賣テレビ放送にて放送されていた『まねまねバンバン』内で行われていた企画として約800年ぶりに再興。当時は昭和という事もあり中に生物を入れる物が主流であった。カラスネコタコを入れることもあったという。

現在は生物を入れる事は少なくなり、安全な小道具を入れるようになっている。

進行方法[編集]

まず、出題者が箱のなかにペットボトルやボール、桝や鉄道模型などを中に入れる。その後、回答者が側面の穴から手を差し入れ、触感だけを頼りに入っている物を当てる。

回答者が立っているのと反対側の箱の面を、切り開いておいたり透明な素材に加工しておくことで、中のようすを観覧者に見せることができる。実際には安全な物が入っている時でも、観覧者は「きゃあ!」「気をつけて!」などと言って、回答者を不安がらせるのがミソ。

「こんにゃく」や「たわし」など、危ない生物が入っていると勘違いさせる物を入れることも多い。また、箱を置いている台のなかに人が隠れており、首から上だけを箱に差し入れるというパターンもある。

平安時代のものをやりたい[編集]

平安時代にあった「箱の中身はなんだろな」を体験するためには陰陽師の占術を修行する事がとても大切である。物体概念から精神概念へを表現している陰陽六行なる占術を学ぶと、運命や宿命を知る事ができる。

関連項目[編集]

  • 桂三枝 - 昭和時代のゲーム盛り上がりの立役者の一人とされる。

外部リンク[編集]