第三次世界大戦 (テレビ映画)
ナビゲーションに移動
検索に移動
第三次世界大戦(だいさんじせかいたいせん)とは、1982年のアメリカのテレビ映画である。
概要[編集]
冷戦時代の米ソ間で起こった紛争が核戦争に発展する様子を描いた作品である。
ストーリー[編集]
アメリカはソ連への穀物の輸出を停止する。ソ連はその報復に、アラスカに軍隊を送って石油パイプラインを占拠しようとする。
アラスカで住人が殺害された現場からカラシニコフ突撃銃の薬莢が発見され、ソ連軍が侵入したことが発覚する。
猛吹雪のためアメリカは現地に軍隊を送ることが出来ず、近くで訓練中だった少人数の部隊が対応することになる。指揮官は「このような猛吹雪の中で近代的な戦法は役に立たない」と考え、石油基地の周囲にパイプを並べ、兵士がパイプの中に入って各自が自分の前だけを守るという戦法を考える。この戦法が効果を上げ、石油基地はしばらく持ちこたえることができる。
だが銃弾が尽き、ソ連軍が基地に侵入してくる。その後、米ソの指揮官同士が話し合い、間もなく全面核戦争になるのだから、このような戦いは無意味だということで両者は合意し、アラスカでの戦闘は終結する。
その頃、ソ連で親米派の政治家が暗殺されるという事件が起こる。それは食料不足の不満から起こったものだったのだが、アメリカは、それを誤解し、ソ連の政治は反米に傾いており、核攻撃に出ると予測し、アメリカの被害を最小限にするには先制核攻撃によってソ連に壊滅的打撃を与える他ないと判断する。ソ連も、この事件をアメリカは誤解し、核攻撃を仕掛けてくると判断し、先制核攻撃する他ないと判断する。
全面核戦争を始めることを神に詫びる大統領の祈りによって物語は終わる。