竹村英輔
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竹村 英輔(たけむら えいすけ、1931年7月27日 - 1997年)は、グラムシ研究者。
東京生まれ[1]。東京府立第五中学校(現・東京都立小石川中等教育学校)を経て[2]、1953年東京大学教養学部教養学科卒業[1]。合成化学産業労働組合連合(合化労連)書記、東京大学社会科学研究所非常勤講師(1973年4月1日~1975年3月31日)を経て[3]、1975年日本福祉大学助教授。のち同大学社会科学研究所長、教授[1]。専攻はイタリア現代政治史・社会思想史[4]。在職中に急逝。日本共産党員[5]。
性教育評論家の高柳美知子は、小学校の同期生だった竹村が初恋の人だと著書『高齢恋愛』(茉莉花社、2004年)で告白している[2]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『総評ベルリン特派員――東ドイツの生活診断』 弘文堂(フロンティア・ブックス)、1963年
- 『グラムシの思想』 青木書店、1975年
- 『現代史におけるグラムシ』 青木書店、1989年
共著[編集]
- 『現代の政治思想』 佐々木毅、山田高生、稲垣良典、新田邦夫、西尾孝司共著、有斐閣(有斐閣新書)、1978年
- 『労働金庫講座(第1集・第2集)』 北原道貫、佐藤進、野村平爾、西村豁通、福田繁共著、全国労働金庫協会、1984年
訳書[編集]
- 『東ドイツ――ドイツ民主共和国』 ジョルジュ・カステラン著、白水社(文庫クセジュ)、1962年
分担執筆[編集]
- 芝田進午編著『現代革命とマルクス主義哲学 下』青木書店、1970年
- 『現代の労働組合運動』編集委員会編『現代の労働組合運動 第1集 世界資本主義の大破綻と高揚する労働組合運動』大月書店、1971年
- 田口富久治編『講座現代日本資本主義(3)政治』青木書店、1973年
- 田口富久治、田中浩編『国家思想史 下 現代』青木書店、1974年
- 天野和夫ほか編集『マルクス主義法学講座(2)マルクス主義法学の成立と発展 外国』日本評論社、1976年
- 歴史科学協議会編『歴史科学大系 第26巻』校倉書房、1978年
- 東京大学社会科学研究所編『ファシズム期の国家と社会(5)ヨーロッパの法体制』東京大学出版会、1979年