校倉書房

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校倉書房(あぜくらしょぼう)は、かって東京都新宿区西早稲田に本社を置いていた出版社である。歴史書を中心として刊行したが、2018年に廃業した。

沿革[編集]

  • 1959年、校倉書房が設立される。
  • 1967年より歴史書懇話会に加盟し、歴史科学協議会の会誌である『歴史評論』の発行元として販売を行っていた。
  • 2018年3月9日、校倉書房社長の石田亘が急逝した[1]。享年85歳。通夜は3月17日午後6時より、告別式は翌18日午前10時から桐ヶ谷斎場で行われた[2][3]
  • 2018年4月、『歴史評論』は、編集・発行のすべてを「歴史科学協議会」が行うことになった[4]
  • 2018年6月22日、校倉書房の事務所を撤退する。在庫書籍のすべてを歴史科学協議会の管理下に置いている。在庫書籍の存否は歴史科学協議会に問い合わせ。
  • 2018年7月、廃業する[5]
  • 2019年1月23日、在庫書籍の特別割引販売を行った[6]

基本事項[編集]

  • 名称:株式会社校倉書房
  • 所在地:東京都新宿区西早稲田1丁目1番3号
  • 主要出版物:歴史科学大系、歴史科学叢書
  • 定期刊行物:『歴史評論』(移管すみ)

刊行書[編集]

  • 江坂輝弥(1960)『土偶』
  • 岩田孝三(1962)『関址と藩界―その歴史地理的解明』
  • 歴史科学協議会(1972)『歴史科学大系〈第1巻〉日本原始共産制社会と国家の形成』
  • 歴史科学協議会(1973)『歴史科学大系〈第4巻〉日本封建制の社会と国家>
  • 中村吉治(1974)『土一揆研究』
  • 清水三男(1974)『清水三男著作集〈第2巻〉日本中世の村落』
  • ウィリアム・ウィリス、中須賀哲朗(1974)『英国公使館員の維新戦争見聞記』
  • 歴史科学協議会(1977)『歴史科学大系〈第10巻〉日本の産業革命』
  • 歴史科学協議会(1977)『歴史科学大系〈第12巻〉「日本ファシズム」論』
  • 洞富雄(1979)『天皇不親政の起源』
  • 竹内理三(1980)『古代天皇制と社会構造』
  • 百姓一揆研究会(1982)『天保期の人民闘争と社会変革〈下〉』
  • 松本新八郎(1983)『中世の社会と思想〈上〉』
  • 関和彦(1983)『邪馬台国論』
  • 中村政則(1984)『日本近代と民衆―個別史と全体史』

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