竜巻注意情報
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竜巻注意情報(たつまきちゅういじょうほう)は、気象庁が発表する防災気象情報の1つ。2008年3月から発表が開始された[1]。
概要[編集]
竜巻注意情報は、積乱雲の下で発生する竜巻、ダウンバーストなどの激しい突風に対して注意を呼びかける情報で、「雷注意報を補足する情報」として発表される[2][3]。竜巻注意情報は、竜巻発生確度ナウキャストにおいて確率の高い発生確度2となった地域に発表される(現在は46都府県別地域と北海道8地域[注 1]に区別しているが、2016年12月15日正午より天気予報と同じ細分で情報が発せられる)。また、目撃情報が得られて竜巻等が発生するおそれが高まったと判断された場合にも発表されることがある[3]。現在の予測技術の限界から、竜巻注意情報の「有効期限は約1時間」とされ、時間的余裕は短い。また、市民への周知方法はまだ試行的段階にある。テレビ・ラジオでは、NHK総合テレビでは警報同様に画面上部にテロップで表示、ラジオ第1とFMでは番組に割り込む形で放送され、民放の例として関西テレビでは通常の気象速報と同様にテロップで表示し「この情報は○時○分まで有効です。」との付記を行っている。他の周知方法として、民間気象会社、通信事業者、自治体などの一部では、登録した利用者に災害情報メールなどを一斉送信するサービスに竜巻注意情報を含めているところがある。多くの自治体では全国瞬時警報システムと連動した市町村防災行政無線固定系による一斉放送で警戒を促す。
出典[編集]
- ↑ 『竜巻注意情報』 - コトバンク
- ↑ “竜巻注意情報 | 新潟地方気象台”. www.jma-net.go.jp. 2021年4月11日確認。
- ↑ a b “気象庁|竜巻注意情報・竜巻発生確度ナウキャストの解説”. www.jma.go.jp. 2021年4月11日確認。