突風
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突風(とっぷう)は、急に吹く強い風で継続時間の短いものを指す[1][2]。発達した積乱雲からは、竜巻、ダウンバースト、ガストフロントといった、激しい突風をもたらす現象が発生する[3]。
主な突風の種類[編集]
- 竜巻
- 積乱雲に伴う強い上昇気流により発生する激しい渦巻きで、多くの場合、漏斗状または柱状の雲を伴う。被害域は、幅数十~数百メートルで、長さ数キロメートルの範囲に集中するが、数十キロメートルに達したこともある[3]。
- ダウンバースト
- 積乱雲から吹き降ろす下降気流が地表に衝突して水平に吹き出す激しい空気の流れ。吹き出しの広がりは数百メートルから十キロメートル程度で、被害地域は円形あるいは楕円形など面的に広がる特徴がある[3]。
- ガストフロント
- 積乱雲の下で形成された冷たい(重い)空気の塊が、その重みにより温かい(軽い)空気の側に流れ出すことによって発生する。水平の広がりは竜巻やダウンバーストより大きく、数十キロメートル以上に達することもある[3]。