知夫赤壁

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知夫赤壁(ちぶせきへき、ちぶりせきへき)は、島根県隠岐郡知夫村の西海岸にある高さ50から200メートルの巨大な岩石である。一般には「赤壁(あかかべ)」と呼ばれる。酸化鉄のためにその岩石の色が赤、茶、黒に変色し、同郡西ノ島町国賀海岸とは違って強烈な印象がある。陸から展望台があるほか、海からも遊覧船がある。正式名称は隠岐知夫赤壁

概要[編集]

知夫里島の西海岸、北は帯ヶ崎から南は立ヶ崎に至る延長およそ1キロ、高さ50メートルから200メートルに及ぶ粗面安山岩質玄武岩の断層崖である。

崖下には隆起によって出来た2段の波食海壇があり、壇面には美しい波食甌穴や男池、女池と呼ばれる波食溝がある。断層崖は黒の玄武岩、赤や黄色の疑灰岩、白の粗面岩、粗面安山岩、黒あるいは褐色の玄武岩の岩脈が縦横無尽に入り混じって美しいコントラストを示し、この景観にブルーの海の色が映えることになる。夕景に映える岩層の赤は圧巻で、国の名勝・天然記念物に指定されている。海上の観光船から観光するのが一般的だが、陸上から見ることも可能である。

アクセス[編集]

外部リンク[編集]