知久家軍記書
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知久家軍記書(ちくけぐんきしょ)とは、戦国時代の史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
成立年代は元禄11年(1698年)3月。著者は阿島溝口矢沢氏とあり、この矢沢氏が知久氏関係者に同家伝来の故実を尋ねて作成したものだという。
内容[編集]
全1巻。1つ書きの形をとっている。知久頼元から知久則直までの知久家の家伝が主に紹介されている。
知久頼元と武田晴信の戦いが記録され、頼元は晴信に降参を迫られても応じず、激怒した晴信に攻められて長男の頼康を失う。なお、この際に晴信の足軽大将だった山本勘助の名も登場している。
晴信(信玄)の死去から武田氏の滅亡、そして知久則直が江戸幕府旗本となり、大坂夏の陣に参加するところまでが描かれている。