看板大関(かんばんおおぜき)は、実力が無いのに大関に番付される力士。明治の大相撲近代化の前に存在した。
力が弱く、取組は二段目に相応の力士だが、上背があるなど、見せ物としては観客の興味を引く力士が番付された。
近代化以前の江戸時代は、役力士が対戦相手の都合や千秋楽に休場することも多く、土俵入りの力士数を稼ぐために番付された。
もっとも、谷風のように本物の大関に昇進し、横綱免許を得た力士もいる。