白玉雄介

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白玉 雄介(しらたま ゆうすけ)は、稲葉そーへーによる日本漫画作品しらたまくん』に登場する人物。

概要[編集]

『しらたまくん』の主人公。オスの猫でありながら、会話することができる。打掛北高校1年5組の生徒。出席番号8番。一人称は「ボク」。学校の制服は上半身を覆うものとなっており、下半身ははいていない。カバンには弁当と定期券を入れている。

ペンは持てないので、授業はノートパソコンを使っている。キーボードの上にのって足で打ちこんでおり、葵には踊っているみたいと言われている。持ち運びが大変なのでノートパソコンは学校で保管してもらい、家のパソコンを同期している。

近い位置からだと女性と話すときにスカートの中身が見えてしまう。そのため、外ではスカートの人と距離をおくか、真横か少し前を歩くようにしている。白玉自身の後ろ姿は肛門などが見えないように尻尾で隠すようにしているが、無意識で尻尾をあげてしまうことがある。顔をさわられると反射的にゴロゴロいってしまう。寿命は人間と同じくらいだが、体力的なものは人間とあまり変わらないので人よりも多めに寝る必要がある。

当初は学校でも猫と言うことで浮いていた。葵との触れ合いがきっかけで段々と教室のみんなとも話すようになっていく。

過去[編集]

生後約一か月の時に飼われ始めたが、1歳のときにママと言葉を発した。人間の赤ん坊と同程度の地性があると猫の突然変異体であると認められた。3歳でIQ120に達して両親とも会話するようになる。5歳の時に両親の養子となって、世界で初めて人権をもった猫となった。

小学校に入学後は、両親が普通の生活をさせてあげたいということでマスコミを遮断していた。それでも猫が話している時点で普通の生活を送ることができずに、周囲からも気を使われてあまり他の人と話すことができずにいた。気を使われるのが苦手と言うこともあって、中学の三年間もあまり友達ができずにいた。美穂とは同じ中学で2年生の時には同じクラスだったが、当時はあまり話さなかった。

動向[編集]

第1話
打掛北高校に入学。自己紹介で「趣味は寝る事」というネタを言うもすべって、葵以外にはネタとすら気づかれなかった。入学式の翌日は開校記念日で休みだったが、間違えて登校。同じように間違えて登校していた葵と会話しながら一緒に帰る。自分の過去を話しつつ、お互いに話せてよかったと言う。
第2話
ノートパソコンを使って授業を受けているのを見て、教室で葵に話しかけられて楽しそうに会話する。そして、屋上で弁当を一人で食べているのを見た葵が一緒に食べようと誘ってくる。当初は渋るも弁当を一緒に食べることにしたが、母親の作る凝った弁当を見られて羞恥する。
第3話
通学途中に葵たちと会うもそっけない返事をする。それを見て葵は猫のことを調べて、猫の本能で人と目を合わせられないのではないかと推測。葵は薄目になって白玉と会話しようとする。そんな葵にスカートの人と話すと中身が見えちゃうから気を使っていただけと話した。
第4話
雨の日ということで、全身を覆いながら濡れないようにして通学している途中に葵と会う。一緒に登校していたが、途中で水たまりを車がはねたことで濡れてしまう。公園の水で洗って汚れを落とす。そこで葵に本当は水が苦手なんでしょうと聞かれて、本能的に怖いものを怖がるのは理性があるのに嫌だという。すると葵に正直な方が人としてはいいと思うよと言われるのだった。
第5話
100m走で気を使って手を抜き、13秒27のタイムでゴールする。だが、葵に周囲に気を使われないためには、猫の走りを見せつけるづらいでやらないとダメと言われる。そして、2回目の計測では本気で走って7秒62のタイムを出す。そして、そのタイムはここだけのものにしてもらう。いんちきだから「ボク…チーターになっちゃうんで…」とギャグを言うも、微妙な空気となった。
第6話
葵に休み時間は教室で過ごした方がいいと思うと言われて、教室で過ごすようにする。そのため、休み時間に寝なかったことで寝不足で倒れてしまう。それからは、2限に一回のペースで寝るようになった。
第7話
みんなへの話しかけ方を知りたいと葵に聞いてみる。何でもいいと言われるが、中々話せずにいた。すると、美穂に声をかけられて「困ってるっぽい人に声をかけてみては」とアドバイスをもらう。そして、クラスの男子に声をかけてみたところ購買のパン屋のピロシキがいつも売り切れて中々買えずにいると聞いて、代わりに買ってくると申し出る。そして、葵も含めて三人分のパンを買ってくる。だが、これはパシリなんじゃないかと気まずい雰囲気が流れるのだった。
第8話
授業で顕微鏡を覗いていると、嶋田先生が接近する。葵に嶋田先生は距離が近すぎて苦手と話していたところ、嶋田先生の胡散臭い噂を耳にする。そんな話をした放課後に嶋田先生に、生物準備室に来てほしいと嶋田先生に呼び出しされるのだった。
第9話
呼び出しを受けて生物準備室に来た白玉。嶋田先生に「肉球の匂いをかがせてくれないか!!」とお願いされるも、イヤと断るのだった。
第10話
葵が放課後に体育館裏に来てほしいという手紙をもらう。白玉は美穂や沙織と一緒に、葵が体育館裏に行くのに付き合うことになる。そこにいた来栖は白玉と仲良くなりたいという男子で、葵に仲介を頼んできた。白玉が出て行くも、来栖は恥ずかしがって大声で叫びながらどこかに行ってしまうのだった。
第11話
高校では何か部活をやりたいと考えていたところ、葵は白玉と同じ部に入ると言う。そして、美穂も加えて三人で部活の見学をする。だが、猫である白玉ができそうな部活は見つからずにいた。すると、葵は新しい部活を作ればいいと提案するのだった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]