白波瀬達也
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白波瀬 達也(しらはせ たつや、1979年 - )は、社会学者。桃山学院大学社会学部准教授。専攻は社会学(福祉社会学、宗教社会学、貧困研究、都市研究)。特定非営利法人釜ヶ崎支援機構理事[1]。同名の常磐会短期大学幼児教育科准教授は別人である[2]。
略歴[編集]
- 『貧困と地域』によると京都府生まれ[3]、公式サイトによると奈良県出身[4]
- 2003年3月、関西学院大学社会学部社会学科卒業
- 2007年4月–13年3月、社会福祉法人石井記念愛染園西成市民館相談員(非常勤)
- 2008年3月、関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学
- 2011年3月、博士論文「野宿者支援における宗教の社会参加 —Faith-Related Organizationの観点から」で博士学位取得(社会学 / 関西学院大学)
- 2011年4月–13年3月、大阪市立大学都市研究プラザG-COE特別研究員
- 2013年4月、関西学院大学社会学部教務補佐
- 2014年4月、関西学院大学社会学部助教
- 2015年4月、関西学院大学社会学部准教授
- 2018年4月、桃山学院大学社会学部准教授[4]
人物[編集]
社会学博士。専門社会調査士、社会福祉士。研究に従事する傍ら、2007年から2013年にかけて大阪・釜ヶ崎の地域福祉施設「大阪市立西成市民館」(指定管理者:社会福祉法人石井記念愛染園)でソーシャルワーカーとしても活動していた。2016年に論文「あいりん地域における居住支援―ホームレス支援の新たな展開と課題」(『理論と動態』7、2014年)で第6回日本都市社会学会若手奨励賞を受賞した[5]。
西成特区構想プロジェクトの一環であるあいりん地域まちづくり会議の委員を務めており[6]、大阪市特別顧問(西成特区構想関係)を務めた経済学者・鈴木亘の著書『経済学者日本の最貧困地域に挑む』(東洋経済新報社、2016年)に登場する。なお『月夜釜合戦』などの作品がある映画監督の佐藤零郎は、「釜ヶ崎潰しは、橋下徹の大阪維新の会が西成特区構想を言いはじめたこともあって、維新が主導してやっているように見えるんですが、維新の動きというより、行政寄りの学者、白波瀬達也や寺川政司といった学者連中や釜ヶ崎の有識者たちが中心となって、あいりん地域街づくり検討会議が主導しています。」と述べている[7]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『宗教の社会貢献を問い直す――ホームレス支援の現場から』 ナカニシヤ出版(関西学院大学研究叢書)、2015年
- 『貧困と地域――あいりん地区から見る高齢化と孤立死』 中央公論新社(中公新書)、2017年
共編著[編集]
- 『釜ヶ崎のススメ』 原口剛、稲田七海、平川隆啓共編著、洛北出版、2011年
- 『現代日本の宗教と多文化共生――移民と地域社会の関係性を探る』 高橋典史、星野壮共編著、明石書店、2018年