白い砂

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白い砂(しろいすな) Heaven Knows, Mr. Allison とは1957年アメリカの戦争映画である。

概要[編集]

太平洋戦争中の孤島での、海兵隊員と優しい修道女の不思議な共同生活を描いた作品である。

ストーリー[編集]

南の島に漂着した海兵隊のアリソン伍長が、一人の修道女(シスター・アンジェラ)しか居ない教会に辿り着く。

原住民は日本軍を怖れて島から逃げてしまい、神父は死んでしまったのだという。シスターはビスケットと干した果物をアリソン伍長に食べさせるが、それはシスター・アンジェラが持っていた最後の食糧であった。

二人が食糧探しを始めると、南の島なので木の実が沢山採れた。アリソン伍長が木に登って木の実を採り、下に落とすとシスター・アンジェラがエプロンでキャッチ。この効率の良い方法で二人は食べ切れないほどの木の実を手に入れた。海亀が泳いでいるのを見付けた二人はボートで海に出て、それを捕まえた。海亀という高級食材で作ったスープは戦争の不安を忘れてしまうくらい美味しかった。それらを食べる二人は、仲の良い恋人同士のように幸せそうであった。

島に日本軍が来る可能性があるので二人は洞窟に隠れ住む。思った通り日本軍が島に上陸するが、すぐに去って行った。優しく敬虔なシスター・アンジェラの前で、アリソン伍長は可能な限りジェントルに振る舞っていたのだが、島に立ち寄った日本軍が置き忘れて行った酒を飲んで酔っ払って本性が出てしまう。

映画では酔っ払ったアリソン伍長はシスターアンジェラにセクハラしようとして、雨の中を逃げたシスターに風邪をひかせてしまう。酔いがさめたアリソン伍長が探しに行くとシスター・アンジェラはずぶ濡れで倒れていた。

アリソン伍長は、シスターを洞窟に連れ帰り、服を脱がして再度上陸してきた日本軍から掻っ払ってきた毛布を掛けて介抱する。このシーンは、原作が映画ほど純情な物語ではなかったことを連想させる。

回復したシスターアンジェラは、アリソン伍長が酒を飲まなければセクハラなどするような男ではないことを知っており、服を脱がしたのもセクハラ目的でないことを理解し、少しも怒ったりしなかった。

その後、アリソン伍長は日本軍の大砲に細工をして使えなくし、アメリカ軍の上陸作戦を大成功させることになる。

その他[編集]

アリソン伍長を演じた俳優はロバート・ミッチャム。

中川牧師は、シスター・アンジェラを演じたデボラ・カーのファンである。

YouTube 動画リンク(34分後)

動画[編集]

YouTube 動画リンク

https://youtube.com/shorts/8Lp-VzZlPIs?si=teqCLdhR3xUbsuiY

関連項目[編集]