アナタハン島
ナビゲーションに移動
検索に移動
アナタハン島(あなたはんとう)は、マリアナ諸島に属する小さな島でサイパン島の北にある。
戦時中からアナタハン島にいた日本人が、戦後の1951年まで日本の敗戦を認めずにそこで潜伏生活を続けていた。吉村昭がこれを小説の冒頭で紹介した。
アナタハン島事件[編集]
アナタハン島では南洋興発という会社がヤシの栽培をしており、比嘉正一と妻の比嘉和子、農園技師である比嘉の上司が住んでいた。正一は妹を探しにパガン島に行き行方不明になり、島には比嘉の上司と和子しか居なくなったところへ、米軍の攻撃を受けて沈んだ漁船の乗組員31人が泳ぎ着いた。
一人の女を巡って男たちは争い、墜落した米軍機から壊れた4丁の拳銃が見付かり、これを2丁の拳銃に仕立て上げたことで男たちの争いは激しくなり、殺人事件が続いた。