特待生
ナビゲーションに移動
検索に移動
特待生(とくたいせい)とは学校における生徒の分類の一つで、志願時点での実績や入学試験、在学中の学業成績が優秀など一定の条件を満たした場合、入学試験の科目の一部免除、学費の減額・免除、奨学金支給などの特別な待遇が受けられる生徒のことである。
概要[編集]
一部の私立学校や大学に存在する他、専修学校、予備校、私塾[注 1]などにも存在する。なお、陸上自衛隊高等工科学校や海上保安大学校のように入学者全員が授業料不要の学校には使われない。
種類としては学業特待生とスポーツ特待生の2種類に大別され、どちらかもしくはその両方が特待生制度のある学校で設定されている。特にスポーツ特待生は学校の広告塔としての役割も期待される。
主な選考基準は
- 入学試験の成績が極めて優秀な者
- 在学中の学業成績が極めて優秀な者
- 授業の受講態度などが他の生徒の模範となりうる者
- スポーツや文化活動など学業以外で優秀な成績を収めており、入学後もその活躍が期待できる者
- 資格・検定試験などの有資格者・成績優秀者
1と2についてはセットで選考基準とされることが多く、在学中一定の成績水準をキープしないと特待生から外されることもある。
スポーツ特待生で入学すると特待生として選ばれる事になった種目の部活動に所属することが自動的に決定する。
しかし何らかの理由でその部を退部すると特待生から外されることもあり、生徒によっては一般生徒としても居づらくなり退学に追い込まれることもある。更にスポーツ特待生は相当な期待を背負うために顧問教員の指導が厳しくなりやすく、厳しい指導を苦にして自殺を選ぶ指導死につながったと見られる事例が散見される[1]。
脚注[編集]
- 注
- ↑ 安室奈美恵は沖縄アクターズスクールで経営者マキノ正幸に見込まれ、授業料免除の特待生となった。
- 出典