文系の発達障害
文系の発達障害(ぶんけいのはったつしょうがい)とは発達障害を持ちながら文系にしか適応できなかった一群を示す。
概要
発達障害の中でも特にASD(自閉症スペクトラム)を持っていると相互コミュニケーションに齟齬をきたしやすく。特に就労においてはPC相手のプログラマーや機械相手の技術者が望まれる職種になる訳だが。どういう訳か理数系が全くダメな発達障害者の一群がいて、彼らは否応なく文系に進み大学卒業後は営業や各種サービス業へ進んでASD故に不適応をきたす。
一説によると能力のばらつきによる数的処理の項目が一段と低いと、理数系に不適応になるようである。文系だからと言ってコミュニケーション能力が理数系のASDより優れているかと問えば決してそんな事はなく、文系クラスのかなでも浮いた存在になる事が多い。
飲食業や営業はASDにとってはとても不向きな職種になるため大学卒業後ジョブホッパーになるケースもあるという。
それ以外の道では経理とか教師、一般事務などが挙げられるが。大卒男子を一般事務や経理で採用する職場はまず存在しないし[1]。教師もASDには不向きであろう。
さらにADHDも併発していた場合、コミュニケーションの不活発とあわせて注意欠陥が出てくるので仕事においてはめちゃくちゃになること請け合いである。
文系の発達障害者はこのように就職でつまずきやすいのであるが、少数である故化社会問題にはなりづらく、今でも取り上げられることは少ない。
営業職の問題点
営業職の多くは体育会系が幅を利かせており、これぐらい自閉と合わない世界もない。それゆえ、自閉症スペクトラムの多くは初期の段階で不適応を起こして仕事に行けなくなってしまう。また営業職の多くは車での移動も兼ねているため、協調性発達性運動障害の多い自閉症スペクトラムは免許を取る段階で普通免許が取れずに就労自体が終了してしまう事も少なくないとされる。また、運よく免許が取れても事故の多発や交通違反の多発で免停は免れない。もっとも安全運転に徹する自閉症スペクトラムもいるので、人によるとしか言えないが。
脚注
- ↑ 公認会計士でもあれば別だが、そもそも数学苦手な文系学生がその資格を取れるわけがない。