物価上昇目標

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

物価上昇目標(ぶっかじょうしょうもくひょう)とは、中央銀行が目標とする物価上昇率を設定し、物価安定につなげる金融政策の手法である。

概要[編集]

日本では平成25年(2013年1月日本銀行デフレ脱却を目指して消費者物価上昇率を前年度比2%とする目標を掲げた。日銀は達成に向けて金融緩和などを続けたが、消費の不振と原油安などが影響して物価低迷が続き、平成28年(2016年11月に2%の物価上昇目標の達成時期を2017年度中から2018年度頃に先送りした。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)も日本と同じくらいの上昇率を目標としている。