渋沢氏(しぶさわし)とは、日本の氏族で豪農・武家である。渋沢栄一で著名である。
渋沢栄一で知られる渋沢氏は、武蔵国榛沢郡血洗島(現在の埼玉県深谷市)を発祥とし、苗字帯刀を許されていた豪農である。幕末期に栄一が現れて徳川慶喜の側近となることで一気に世に出て、明治時代から昭和時代においての日本で重きをなしたことで知られている。渋沢氏の歴代当主は市郎右衛門を名乗り、養蚕や藍玉作りも行なっていた。現在では埼玉県北部から群馬県南部にかけて、そして長野県北部に多く存在する[1]。