波上宮銅鐘(なみのうえぐうどうしょう)は、沖縄県那覇市若狭町の銅鐘。
朝鮮半島慶尚南道退火群(現在の興海群、蔚山の近く)の寺にあったもので、顕徳3年(956年、天暦10年に相当)に鋳造されたもの。これは宇佐八幡宮にある天復4年銘のものに次いで古く、寛永年間に波上宮近海に浮かび出たものと伝わる。明治40年5月27日に旧国宝に指定されたが、昭和20年の沖縄戦で焼失した。