汎ヨーロッパ主義(はんヨーロッパしゅぎ)は、ヨーロッパを一つの集合体として考える思想。
元々は、古代ギリシャや古代ローマ帝国における共通通貨、キリスト教と言う共通の価値観からなる十字軍などから、ヨーロッパという地域を一体として捉えていく考え方。
こうした汎ヨーロッパ主義からは、欧州統合論が繰り広げられ、欧州統合運動へとつながっていくことになる。第一次世界大戦後、オーストリアのリヒャルト・ニコラウス・栄次郎・クーデンホーフ=カレルギー侯爵が「汎ヨーロッパ運動」を提唱。汎ヨーロッパ連合の設立へと至った。
現在、汎ヨーロッパ主義は欧州連合の基盤となっている。